明治三十九年(1906年)一月五日 金曜
晴。
起居身體 午前十時起床、翌日午前一時過就褥。
行事交際 朝、小作人橋本源次、山下又五郎兩人を召して、三十八年度作地入附の勘定及び貸借物品金錢の勘定をなし、午後二時に至る。
午後二時前、阿部吉藏氏は辭し去らる。此後支度をとゝのへ我家をいでたち、かねて招かれゐし川西村大字宮關雲外寺、石川君方の新年宴會にまゐる。招かれ來りしものは爲二殿、ちい殿なり。夕食後百人一首うたかるた會を催し、數戰の後、夜食に餅をいたゞき、本月二日以降の日誌を多忙の爲に記するをおこたりゐたれば、之をしたゝめ翌日一時過、石川君方に泊りていぬ。爲二殿、ちい殿はかへる。兩人は此地中島さんに宿をかりをるものなればなり。
本朝年賀状數通まゐる。
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